正確に言えば1年半前の話なのだけれど、
SHOEI Glamster(グラムスター)というヘルメットを買いました。
ヘルメットはもう一つ NOLAN N87 も持っていて、今回は予備用のヘルメットとしてグラムスターを新調することに。
せっかくなので SHOEI Glamster (グラムスター)を1年使った感想を備忘録として記録しようと思い、今回記事にすることにしました。
- ヘルメットを新調したい
- SHOEI Glamsterが気になる
- バイクに合うヘルメットを探してる
こんな方にはおすすめの内容かも!
参考程度にさらっと見ていただければ嬉しいです。
SHOEI Glamsterを購入した
SHOEI Glamster
■ 価格:4万7300円(値上がり前)
■ サイズ:S(55cm), M(57cm), L(59cm), XL(61cm), XXL(63cm)
■ 色:白、黒、マット黒、灰、青
■ 規格:JIS
■ 構造:AIM(Advanced Integrated Matrix)
ヘルメットを探していたと言っても、本命のヘルメットはすでに手元にあるわけで。どちらかと言えば「セカンドヘルメット的な位置にあるといいな」と思うヘルメットを探していました。
ちょっとそこらへん走るときとか。
カブで買い物に行く時とか。
- 価格がお手頃
- シンプルなデザイン
というヘルメットを求めていた。
予備のヘルメットという位置だからあまり高いものは必要はなかったし、当初はロンツー等には使用しない前提だったので内装などのこだわりもなし。(とはいえ、安いからといってドン・キホーテなどに売ってるヘルメットなどはもちろん論外)
ただ1つこだわったのが、シンプルなデザインということ。
というのも、個人的に普段からレンタルバイクに乗ることが多いのですが、どうもDUCATI以外のバイクに乗ると NOLAN N87の派手なヘルメットが浮いてしまうという現象にちょっとだけ悩んでいました。
とくにハーレーダビッドソンさんとタイアップをした時には、あまりのイメージの違いに自分でもドン引きするレベルでおかしかった(笑)
なので、予備ヘルメットとしてせっかくもう一つヘルメットを購入するなら どんなバイクにも合うヘルメットがいいな!というこだわりは外せず。
デザインもおしゃれだし、シンプル。
価格もお手頃ではないけどまぁまぁ。
グラムスターは、丁度よく私の希望と合致していたというわけです。
また、私が購入したころはグラムスターの需要と供給のバランスが劇的に崩れており どの店舗も売り切ればかり。もちろんネットは転売価格。(Amazonは今でも転売価格が続いてるので注意!)
そんなときにNAPSでたまたま在庫があった(もちろん定価販売)というご縁から、グラムスターを購入するに至りました。
SHOEI Glamster の好きな点
個人的に思うグラムスターの好きな点はこんな感じ。
- どんなバイクにも合うシンプルなデザイン
- ものすごく軽量
- ピンロックが標準装備
- ウィンドガードが標準装備
当初はロンツー等には使用しない予定で購入したグラムスターでしたが、思っていたよりもかなり使い勝手が良く、今ではNOLANよりも頻繁にグラムスターを使用している現状です。
どんなバイクにも合うシンプルなデザイン
ぶっちゃけ私の愛用しているNOLAN N87は派手すぎてバイクによっては全く合いません。というか、基本的にDUCATI以外なんか合わない(笑)
こういう派手系ヘルメットを買ってしまうと、すっごくカッコいいしもちろん大好きなんだけど、他のバイクに乗るときに「なんか違うな…」としっくりこなかったりします。そして私がまさにそれ。
その点、グラムスターの "THE・シンプル" なデザインは 車種を選ばずに、どんなバイクでもスタイリッシュに見せてしまう魅力があるんですよね。
また、レトロでクラシックなデザインもおしゃれで女心をくすぐられました(笑)
ヘルメットってちょっと遊び心のあるデザインがカッコいい!ていうのもあるんだけど、
まだ乗るバイクが決まってなくて…でも教習所では自分のヘルメットをかぶりたいな。どんなヘルメットを選んだらいいのかな?
なんて初心者ライダーさんがいるとしたら、迷わず私はグラムスターのようなシンプルヘルメットをおすすめしたい。
ものすごく軽量
私の使ってるグラムスター(Sサイズ)の重さは約1.2kg!
これ、驚異の軽さです。
持っているNOLAN N87は約1.7kgなので、
なんと500gも軽いことになる!
ここまで軽いヘルメットはそうそうないんじゃないかしら?
※本当はちゃんと秤で軽量したかったんだけど、私のヘルメットにはインカムやらマウントやら色々付いてしまっているので全然参考にならない。なので今回は公式の重量ページを載せています。
ぶっちゃけ私も重いヘルメットは正直苦手。長時間の運転で体の痛みを感じることもあるし、肩の凝りも感じたりする。初心者ライダーさんや女性だけでなく「軽い」は万人に嬉しいポイントかもしれません。
とはいえ、重たいヘルメットでもヘルメットの内装や静音性に優れたものであれば全く疲れないので、軽いヘルメット=優秀というわけではないと個人的には感じています。
いやでも…軽いのは最高だ(笑)
ちなみに、公共交通機関を使って旅をする時にはグラムスターの軽さはかなり重宝しますよ。
私も公共交通機関を使う旅が多いのですが、基本的にはNOLANではなくグラムスターを持って行くことが大半です!
旅の移動は軽いが正義!
ヘルメットを持って移動することが多い方には
グラムスターのような軽いヘルメットはかなりおすすめです!
ピンロックシート,ウインドガードが標準装備
価格がお手頃なヘルメットによくある「安全ではあるけれど快適に乗るには惜しいヘルメット」ってやつ。
ちょっとそこまで近所をぶらぶら走るならなんてことないけど、長時間ツーリングするにはあまり快適に乗れないなぁ…なんてヘルメットかぶったことありませんか?
ピンロックシート
ウインドガード
この2つは最低でも標準装備にして欲しいと個人的に思っているのですが、グラムスターはもちろん標準装備です。
ピンロックシートとは、ヘルメットのシールドの上に貼る透明なシールドのこと。2重窓構造でヘルメット内の気温と外気温都の気温差をなくすことでシールドの結露(曇り)を防ぐ効果があります。
ウインドガードとは、ヘルメットの顎のところにある風よけ。これがないとヘルメット内にビュービュー風が入り込み目や肌の乾燥はもちろん、風切り音もひどい状態になります。
快適に乗れないヘルメットは、いくら価格が安くても個人的には避けちゃうかも。
その点グラムスターは低価格なのにピンロックシートやウインドガードまで標準装備です。快適に乗れるように装備のあるグラムスターはもちろんロンツーにも最適ですよ。
SHOEI Glamster の気になる点
個人的に思うグラムスターの気になる点はこんな感じ。
- 風切り音が少しうるさい
- 目が渇く
数時間走る程度なら気にならない程度ですが、長時間の高速道路などでは顕著に気になりました。個人差もあるかと思いますので、個人的な意見として参考にしていただければ幸いです。
ヘルメット内の風の流れのせい?
グラムスターはおでこの部分に換気口があり、
開閉ができるシステムです。
この換気口をしっかりしめていても
- 風切り音の大きさ
- 目の渇き
は改善されませんでした。
また、口の両側に横長の換気口も。
こちらは開閉することができないようです。
どんなヘルメットを被っても風の流れはもちろんあるのですが、個人的にグラムスターは顕著に風を感じました。そのせいか、NOLAN N87と比べると 風切り音も目の渇きもかなり強く感じるのが正直なところです。
静音性はNOLAN N87と比べると低いせいか、稀にインカムの会話が風切り音のせいで聞こえないこともあります。(とくに排気音の大きいバイクの方との会話はちょっと聞きにくい)
また目の渇きはかなり個人差があるかと思いますが、長時間高速道路を走行したりするようなロングツーリングでは「ちょっと乾燥するなぁ」と。私はコンタクトレンズをしているので人より乾きやすい体質ではありますが、長時間グラムスターで走ると充血してしまうという現状です。
とはいえ逆の意見もあるようで、以前NOLANを購入したという方からコメントを頂いたのですが
NOLAN N87を購入したのですが、ヘルメット内の風の流れが全くないように感じて息苦しいです。以前使っていたSHOEIは空気の流れがあったのでとても快適でした。
というような内容でした。
私にとってはグラムスターの静音性やヘルメット内の風の流れが気になりますが、別の方にとってはそれが快適だったりします。この点に関しては、感じ方も心地よさもかなり個人差があるのかな?と感じます。
コンパクトさゆえ、仕方ない現状
クラシックと呼ばれるタイプのヘルメットに位置づけされるグラムスター。今までクラシックタイプのヘルメットというものがあまり発売されておらず、スタイルに合わない!と嘆いているユーザーが多かったらしい。
そこでSHOEIはグラムスターを発売するわけなんだけれど、昔のクラシックヘルメットって現代のヘルメットと比べるととてもコンパクトだったそうで、今は衝撃緩衝性能・エアベンチレーション機能・空力性能などを向上するためにどんどん大型化されてきてしまったとのこと。
だけどクラシックヘルメットが欲しいユーザーはコンパクトを求めている!ということで、グラムスターはコンパクトさにこだわったんだとか。
と、するとだ。
小型化したことで、エアベンチレーション機能に関しては大型化された現代のヘルメットのようにはいかない ということなのかもしれません。
グラムスターは盗難の心配もある
メルカリでも高値取引されてるグラムスター。
AMAZONでもいまだに転売価格で売られています。
それほど人気のある(転売価格でも買う人がいる)ヘルメットは、ちょっと盗難も心配です。
バイクから離れるときは、持ち歩いたり鍵をつけたりと対策はしていますが、ヘルメットを盗まれるときってそういう対策をしていても盗まれるんですよね…。
グラムスターは、ほかのヘルメットより盗難の心配があるかな?と思うので、これも気になる点といえば気になる点かな?と思います。
まとめ|どんなバイクにも合うシンプルなデザイン!軽いヘルメットが欲しい方には最適です
今回の記事では
SHOEI Glamster
1年使ってみた感想&レビュー
ということで、個人的に感じたグラムスターの好きな点や気になる点を書いてみました。
どんなバイクにも合うシンプルなデザインは、まだどのバイクに乗るか悩んでる初心者ライダーさんにもうってつけ!また、かなり軽いのでヘルメットの持ち運びをされる方にもかなりおすすです。
個人的には風切り音とヘルメット内の風の流れが気になりましたが、どなたにも当てはまる欠点というわけではありません。
予備のヘルメットとして購入しましたが、あまりに快適なのでしょっちゅうツーリングで使っているほど 今では大満足のヘルメットとなっています。
この記事が、心地よく使えるヘルメット出会えるための参考になれば嬉しいです。
それでは、今回はこのへんで。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ちゃお~